「飴玉を渡すだけの簡単なおシゴトです」
SNSの投稿を見てあなたはすぐに応募した。

集合場所はとある裏路地。そこに佇む男は淡々と語り出す。
「とある人物に飴玉を渡してください。その先で何が起きるのかを調査し、報告をするまでがシゴトです。」

​そうしてあなたが依頼をこなした先で遭遇したのは、この地域で秘密裏に行われ続けている絶対に見てはいけない儀式」だった。

あなたは気づけば薄暗い一軒家で不気味な家族に囲まれていた。

「蝋燭を消すだけの簡単なおシゴトです」
そんな謳い文句に釣られ、軽い気持ちでアルバイトに応募してしまった。
当日辿り着いたのは、とある一軒家。ここにある”蝋燭”を消さなければならない。恐る恐るチャイムを鳴らすと、意外にも住人家族に手厚く歓迎される。

「中でお茶でもどうぞ」
そう招き入れる夫人はやけに笑顔だった。

「その指輪が彼女を狂わせたんです」
依頼人の男はそう語った。

あなたは”指輪を運ぶだけ”の単発バイトに応募した。依頼人から話を聞き、得た情報を元に指輪を入手して運搬する。そんな”簡単なおシゴト”…のはずだった。
次第に判明していく秘密や、忍び寄る人影。指輪を取り巻く不可解な出来事に巻き込まれ、業務は予定外の方向へと向かっていく。

その指輪は、あなたを一体どこへ導くのだろうか？